京都大学大学院農学研究科応用生物科学専攻
動物栄養科学分野
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                                                                                                             研究テーマ


ストレス反応の緩和を科学する

 

日々のストレスは日常生活の質を左右する。適度だと良い意味での緊張感および充実感をもたらすが、慢性的かつ過度の場合、心身を摩耗させる結果、様々な疾病の発症につながりうる。対処として、ストレス源の根絶に努めるだけでなく、生体における過剰なストレス反応の緩和も必要である。一方、家畜における過度のストレスは、アニマルウェルフェア上の問題となるだけでなく、畜産物の品質および生産性の低下を引き起こしうる。したがって、これに向けた対策は産業的に重要である。

 

動物において、発達期における環境因子は、成体期のストレス反応に大きく影響しうる。したがって、本研究室では発達期栄養による成体期の過剰なストレス反応の緩和を目指している。動物のストレス反応では脳が中心的役割を果たすことから、栄養学だけでなく神経科学の知識および実験技術が必須である。中でも、マウス、ラットおよびヒヨコの行動解析系を多用する。









 京都大学大学院農学研究科応用生物科学専攻動物栄養科学分野
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